呼吸器科 / 呼吸リハ / 肺がん検診
呼吸器科専門医+生理検査チームによる高精細CT、スパイロメトリー、呼気NOを用い、喘息、COPD、肺炎、慢性咳嗽、間質性肺炎、肺癌、睡眠時無呼吸症候群を診療します。「診断、治療」にとどまらず、「呼吸器リハ」や「在宅診療」も行っており、より緊密に、長く患者さんをサポートできることが当院の呼吸器科の強みです。担当医は総合病院に外来をもち、スムースな連携が可能です。
可能な検査
- 高精細CT(胸部CT)
- スパイロメトリー
- 呼気NO検査
- 採血検査+血液ガス分析
- 肺がん検診
- 夜間睡眠ポリソムノグラフィー
- VIEW39(39種類アレルギー検査)
CT室(肺疾患の検査)
スパイロメトリー(COPD・気管支喘息)の検査
呼気NO検査(気管支喘息の検査)
血液ガス分析
咽頭ファイバースコープ
夜間ポリソムノグラフィー(在宅で睡眠時無呼吸症候群)
気管支喘息
喘息は慢性の気道炎症で、発作性に気道狭窄とそれに伴う呼吸困難や喘鳴、咳嗽を繰り返す疾患です。当院では、問診と診察、胸部CT、スパイロメトリーに加えて、呼気NO検査で気道の好酸球性炎症を評価し、喘息を診断・管理していきます。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
COPDは主にタバコ煙を長期に吸入することにより生じ、呼吸機能検査で気流閉塞を示す疾患で、徐々に進行する労作時呼吸困難や慢性の咳・痰を生じます。COPDの患者様は、気道感染などにより増悪(息切れの増悪、痰が膿性化し量が増える事象)を起こすことがあり、それにより経過が悪くなります。 当院では胸部CT、スパイロメトリーの検査に加え、ワクチン接種、気管支拡張薬を用いて増悪を防ぎ、呼吸器リハ、在宅酸素療法、訪問診療を行い身体活動性の維持に努めます。
間質性肺炎
間質性肺炎は肺胞周囲の「間質」を炎症や線維化病変の基本的な場とする疾患の総称で、原因不明なものから薬剤、粉塵、膠原病やサルコイドーシスなどの全身性疾患に伴うものなど様々です。初期症状は乾性咳嗽や労作時呼吸困難で、なかには徐々に進行していき、急性増悪を起こし入院治療が必要になる場合もあります。当院では問診と診察、呼吸機能検査、胸部CTなどを用いて現状を評価致します。組織診断や難病指定が必要な場合は適切な病院をご紹介致します。必要に応じて、訪問診療、在宅酸素療法が可能です。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠呼吸障害のうち頻度が高いのが閉塞性睡眠時無呼吸障害(obstructive sleep apnea: OSA)です。発症の3大要因は肥満・加齢・男性です。睡眠に充足感がない、日中の過度の眠気、ベッドパートナーに睡眠時無呼吸を指摘された、治療反応性が乏しい高血圧・糖尿病・心房細動があるなどの場合に疑われます。当院では御自宅で可能な簡易PSGでスクリーニング検査を行います。精密検査が必要であれば適切な病院を紹介し、適応があればCPAP療法を行います。
肺がん
肺がんは現在日本人のがんの死因の第1位です。肺がんは、早期であれば手術が最も治癒の期待できる治療法ですが、発見されたときには進行している場合が多く、手術のほかに放射線治療や抗がん剤治療、さらにこれらを組み合わせた治療が選択され、治療が難しいがんの一つです。肺がんに特徴的な症状はありません。日本人で最も多いのは無症状で、検診や他の病気で胸部X線やCTを撮った時に偶然発見される場合です。当院では健康診断などで指摘された胸部異常陰影に対し、胸部CT検査が可能です。肺がんが疑われる場合は適切な病院をご紹介致します。
アレルギー
39種類の抗原を1回の採血検査で調べられる「VIEW39」が原因不明のアレルギー症状のある方に保険適用です。結果は翌週に来院して頂き御伝えします(メール送信はしておりません)。同検査が「陰性」なのに鼻汁やくしゃみがとまらない場合は「血管作動性鼻炎」等の自律神経関連のアレルギー様症状の可能性があります。起床時や運動時に出現します。治療はありませんので、良く寝て自律神経を整えましょう。