眼瞼痙攣・メージュ症候群
BLEPHAROSPASM MEIGE SYNDROME
眼瞼痙攣は片方、または両方の眼瞼が自然に閉じてしまい、
眼瞼が重い、目を開けていられない、瞬目が多い、
光がまぶしいと感じる障害です.
顔面痙攣・眼瞼痙攣・メージュ症候群と呼ばれ、当院ではこれを
内服療法、ボツリヌス毒素・ボトックス注射で対応しております.
内服療法は、クロナゼパム(リボトリール)、ラコサミド(ビムパット)を
投与します症状は当初は軽減しますが、数カ月後に再発して徐々に内服を増えて、
最終的にはボトックス注射を選択される患者様が多いです.
ボトックス注射はボツリヌス菌の筋弛緩作用のある毒素のみを抽出した薬です.
目の周りや口の周りにボツリヌス毒素・ボトックスを注射することで症状を改善します.
効果は3ヶ月間持続するため、3カ月毎に注射することで症状の改善を維持することが可能です.
最初は少なめに注射して、2カ月以降に投与量を調節してゆきます.
数回注射することで、投与間隔が徐々に広がる傾向があります.
診療の流れ
1.診察.必要と判断された場合、採血検査、頭部CT検査を行います.
2.処置の前に表面麻酔を行います(30分~1時間程度)
3.ボツリヌス毒素・ボトックスを注射します(初回は少なめに)
4.1週間後にチェックして足りない部分、多すぎる部分を確認
5.2カ月以降に必要な場合は、再度注射します.