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踏ん張りどころ
8月に入りCOVID19が危なくなってきた、という印象をインターネットから受けた.
息苦しさを訴える若者、胸部X線で両肺に重度肺炎像あり.そんな患者さんが2人くらい連続で外来を受診し、本当にマズいことが起きていると感じた.
COVID19はただの風邪、ファクターXという1年前の楽観は変異株の登場で吹っ飛ばされ、10年前に見た、パニック映画さながらの光景が現実にある.社会が現実に、全然追いついていない.「放置」された若い患者達の存在に心が痛い.
こんな権力闘争に熱を上げているおじいちゃん達を見て、「やれやれ」、、それ以上の言葉はうかばない.このおじいちゃん達の作る社会は本当に若者に厳しい.
われわれ「のげ内科・脳神経内科クリニック」は当面、ディープフリーザーを保持し月1200回以上のワクチン接種体制の維持に注力する.スタッフの疲労も色濃く見えるが、肺炎で苦しむお父さん、それを見て泣く子供を増やさないために、若者の青春を取り戻すために、祭囃子、花火の音が響く夏の夜を取り戻すために、今が踏ん張りどころだろう、、と毎月、スタッフには言っているような気がする.いつ終わるんだか、、.